#041 歯がボロボロ… こんなんで歯医者に行ってええの
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【4コマ解説】
歯がボロボロでも歯医者に行って大丈夫?
「虫歯を長い間放置してしまった」
「歯が欠けたり抜けたりして、ボロボロになっている」
「こんな状態を歯医者に見せるのが恥ずかしい」
このような理由で、歯科医院へ行くことをためらっている方は少なくありません。
しかし、歯がボロボロになっているからこそ、できるだけ早く歯科医院へ相談することが大切です。
歯科医師は、患者さんを怒ったり責めたりするためにお口の中を診るわけではありません。
「どうしてこうなったのか」よりも、
今のお口の状態を確認し、これからどうすれば少しでも良い状態にできるのか
を一緒に考えていきます。
何年も歯医者に行っていない方でも、遠慮せずご相談ください。
「歯医者に怒られそう」で受診できない方へ
歯が悪くなっていることは自分でも分かっているけれど、
「なんでこんなになるまで放っておいたんですか?」
と言われそうで怖い。
そんな不安を持っている方もいらっしゃいます。
しかし、歯医者から足が遠のいてしまう理由は人によってさまざまです。
- 歯医者が怖かった
- 治療が痛かった経験がある
- 嘔吐反射が強い
- 忙しくて通えなかった
- 治療費が心配だった
- 悪くなりすぎて恥ずかしくなった
- どこから治療すればいいのか分からなくなった
最初は小さな虫歯だったとしても、受診するタイミングを逃しているうちに悪化し、さらに歯医者へ行きにくくなることがあります。
そして、
「もっと悪くなったから、ますます恥ずかしくて行けない」
という悪循環に入ってしまうこともあります。
大切なのは、過去のことではありません。
「治したい」と思った今が、治療を始めるタイミングです。
ボロボロの歯は全部抜かなあかんの?
歯が大きく欠けていたり、何本も虫歯になっていたりすると、
「もう全部抜かれるんちゃうかな……」
と心配される方もいます。
しかし、歯がボロボロに見えるからといって、すべての歯を抜くとは限りません。
まずはレントゲン撮影や歯周病の検査などを行い、一本一本の歯の状態を確認します。
そのうえで、
- そのまま残せる歯
- 虫歯治療で残せる歯
- 根管治療(歯の根の治療)で残せる可能性がある歯
- 被せ物などで修復できる歯
- 残すことが難しく、抜歯を検討する歯
を判断していきます。
見た目ではかなり悪く見えていても、治療によって残せる場合があります。
反対に、見た目だけでは分からなくても、歯の根まで虫歯が進行していたり、重度の歯周病によって歯を支える骨が大きく失われていたりすると、保存が難しいこともあります。
そのため、「ボロボロだから全部抜歯」と最初から決まっているわけではありません。
まず現在の状態を正確に調べることが重要です。

歯が何本も悪い場合、どこから治療するの?
虫歯や歯周病が複数の歯にある場合でも、通常はすべてを一度に治療するわけではありません。
お口全体を診査したうえで、治療の優先順位を決めます。
たとえば、
強い痛みや腫れがあるところ
↓
感染が進んでいるところ
↓
残すために早く治療した方がよい歯
↓
虫歯や歯周病の治療
↓
噛み合わせや見た目の回復
というように、状態に応じて治療計画を立てていきます。
歯を失っている部分についても、状態に応じて入れ歯・ブリッジ・インプラントなど、さまざまな方法があります。
治療方法は一つではありません。
お口の状態だけでなく、治療期間や費用、ご希望なども確認しながら治療方法を考えていきます。
「治療する歯が多すぎる」と思っていても大丈夫です
歯が何本も悪くなっている方ほど、
「全部治すのに何年かかるんやろ」
「治療費がものすごく高くなるんちゃうかな」
「毎週ずっと歯医者に通わなあかんのかな」
と不安になると思います。
しかし、最初からすべてを決める必要はありません。
まず検査をして、
今すぐ治療した方がよいところはどこなのか
どの歯を残せる可能性があるのか
どのような順番で治療していくのか
を整理するところから始めます。
お口全体の状態が分かれば、ゴールまでの道筋も見えやすくなります。
「全部治療できるか分からない」という状態でも、まず相談することから始めて大丈夫です。

歯医者が怖くて治療できなかった方へ
歯がボロボロになるまで受診できなかった方の中には、単に治療を放置していたのではなく、歯科治療そのものに強い恐怖心がある方もいます。
歯を削る音が怖い。
麻酔が怖い。
治療中に何をされるのか分からないのが怖い。
嘔吐反射が強くて治療を受けられない。
このような理由で何年も歯科医院へ行けなくなってしまうこともあります。
びわ湖大津デンタルクリニックでは、歯科治療に強い恐怖心がある方や嘔吐反射が強い方などに対して、静脈内鎮静法を使用した歯科治療にも対応しています。
静脈内鎮静法は、鎮静薬を点滴から投与し、リラックスした状態で歯科治療を受けていただく方法です。
「歯を治したいけれど、怖くて治療を受けられない」という方は、そのことも含めてご相談ください。

歯がボロボロになるほど、早めの相談が大切です
虫歯や歯周病は、放置して自然に元の状態へ戻る病気ではありません。
そのままにしている間に虫歯がさらに深くなったり、歯周病が進行したりすると、残せたはずの歯を残せなくなる可能性があります。
特に、
- 強い歯の痛みがある
- 歯ぐきや顔が腫れている
- 膿が出ている
- 歯が大きくグラグラしている
- 食事が十分にできない
- 歯が次々と欠けてきている
といった症状がある場合には、早めに歯科医院を受診してください。
「もう少しきれいにしてから歯医者に行こう」と思う必要もありません。
そのままの状態を診せていただくことが、治療のスタートになります。
「こんな歯を見せるのが恥ずかしい」と思っている方へ
歯がボロボロになってしまうと、人前で口を開けること自体が嫌になってしまう方もいます。
しかし、歯科医院は歯を治療する場所です。
歯が悪くなっている患者さんが来られることは、何も特別なことではありません。
私たちが大切にしているのは、
「どうしてここまで放置したのか」ではなく、「ここからどう治していくか」です。
「歯がボロボロで恥ずかしい」
「全部抜かれるのが怖い」
「怒られそうで歯医者に行けない」
「治療が怖くて何年も通えていない」
そんな方こそ、一度ご相談ください。
まずはお口の中を確認して、残せる歯をできるだけ残しながら、これからどう治療していくかを一緒に考えていきましょう。





