#040 ちょっと気になるんですけど… 舌って、歯ブラシでゴシゴシ磨いてええの?

舌は歯ブラシでゴシゴシ磨いても大丈夫?舌苔と正しい舌ケアを歯科医師が解説する4コマ漫画
舌の表面に付着する舌苔は細菌や食べかすなどがたまったもので口臭の原因になることがあります
舌ブラシや舌クリーナーを使って舌の奥から手前へやさしく清掃する方法を解説
舌を強くこすりすぎず自分に合った舌クリーナーでやさしくケアすることが大切です

【4コマ解説】

目次

舌って歯ブラシで磨いても大丈夫?

舌の表面に白っぽい汚れがついていると、「歯ブラシでしっかりこすった方がいいのかな?」と思う方もいるかもしれません。

ただし、舌の表面は歯とは違ってやわらかく、デリケートな組織です。

そのため、歯ブラシで強くゴシゴシこするのはおすすめできません。

強い力で何度もこすると、舌の表面を傷つけたり、ヒリヒリした痛みや出血につながったりすることがあります。

舌の汚れが気になる場合は、舌の形に合わせて作られた舌ブラシや舌クリーナーを使って、やさしく清掃する方法がおすすめです。

もし歯ブラシを使う場合でも、やわらかめの毛先で力を入れず、数回やさしく動かす程度にしましょう。

大切なのは、舌を「削るように磨く」のではなく、表面に付着した舌苔(ぜったい)を必要以上に傷つけないように取り除くことです。

舌苔(ぜったい)って何?

舌の表面に付着する白っぽい汚れを、**舌苔(ぜったい)**といいます。

舌苔には、細菌や食べかす、はがれた粘膜の細胞などが含まれています。

舌の表面には細かな凹凸があるため、こうした汚れがたまりやすく、特に舌の奥の方では舌苔が目立つことがあります。

舌苔は誰にでもある程度みられるもので、舌が少し白いからといって必ず病気というわけではありません。

ただし、舌苔が多く付着すると、細菌がつくるにおいの成分によって口臭の原因になることがあります。

また、

  • お口が乾燥している
  • 唾液が少ない
  • 口呼吸をしている
  • 舌をあまり動かさない
  • お口の清掃状態が悪い

といった場合には、舌苔が増えやすくなることがあります。

そのため、舌苔が気になる場合は、無理に全部取り除こうとするのではなく、舌を傷つけない範囲でやさしくケアすることが大切です。

舌磨きをすると口臭は改善する?

舌苔(ぜったい)が口臭の原因になっている場合には、舌をやさしく清掃することで口臭が軽減することがあります。

舌の表面、とくに奥の方には細菌や汚れがたまりやすく、これらがにおいの原因になることがあります。

そのため、舌ブラシや舌クリーナーを使って、舌の奥から手前へやさしく動かし、付着した舌苔を少しずつ取り除く方法が有効です。

ただし、口臭の原因は舌苔だけではありません。

歯周病や歯と歯の間の汚れ、お口の乾燥などが関係している場合には、舌磨きだけでは十分に改善しないこともあります。

また、舌を強くこすりすぎると、舌の表面を傷つけてヒリヒリしたり、出血したりすることがあります。

そのため、口臭対策として舌磨きを行う場合でも、やさしく・やりすぎないことが大切です。

舌ブラシはどうやって使えばいい?

舌ブラシや舌クリーナーは、舌の奥から手前に向かって、やさしく動かすのが基本です。

まず舌を前に出し、鏡を見ながら舌苔(ぜったい)が付着している部分を確認します。

そのうえで、舌ブラシを奥の方に軽く当て、強く押し付けずに手前へ数回動かします。

ポイントは、

  • 力を入れすぎない
  • 何度もこすりすぎない
  • 奥から手前へ一方向に動かす
  • 使用後は舌ブラシをよく洗って乾燥させる

という点です。

舌の奥まで無理に入れると、嘔吐反射が出やすい方もいます。その場合は、無理のない範囲から少しずつ慣らしていきましょう。

また、舌苔を一度ですべて取り除こうとする必要はありません。

舌を傷つけないことを優先しながら、毎日少しずつやさしく清掃することが大切です。

舌が白いままでも大丈夫?

舌の表面が白っぽく見えると、「全部きれいに取らないといけないのかな?」と心配になる方もいます。

しかし、舌はもともと表面に細かな凹凸があり、多少白っぽく見えること自体は珍しくありません。

舌苔(ぜったい)が少し付いているからといって、必ずしも病気というわけではありません。

そのため、白い部分をすべて取り除こうとして、毎日強くこする必要はありません。

むしろ、舌をゴシゴシ磨きすぎると表面を傷つけてしまうことがあります。

一方で、

  • 舌苔が急に増えた
  • 厚く付着している
  • 痛みやヒリヒリ感がある
  • 赤みやただれがある
  • 白い部分がこすっても取れない

といった変化がある場合には、舌苔以外の原因が関係していることもあります。

そのような場合は、自己判断で磨き続けるのではなく、歯科医院などで一度確認してもらうと安心です。

大切なのは、舌を真っ白にすることではなく、傷つけず清潔に保つことです。

舌の汚れや口臭が気になる方へ

舌の表面に付着する舌苔(ぜったい)は、口臭の原因の一つになることがあります。

ただし、舌苔が気になるからといって、歯ブラシで強くゴシゴシ磨くのはおすすめできません。

舌は歯よりもやわらかくデリケートなため、舌ブラシや舌クリーナーを使って、1日1回程度を目安にやさしく清掃することが大切です。

また、口臭の原因は舌苔だけではありません。

歯周病や歯と歯の間の汚れ、お口の乾燥などが関係していることもあるため、舌磨きだけで改善しない場合には、お口全体の状態を確認する必要があります。

びわ湖大津デンタルクリニックでは、舌の状態だけでなく、歯ぐきや歯周ポケット、歯石、磨き残し、お口の乾燥なども確認しながら、口臭につながる原因がないかチェックします。

**「舌が白くて気になる」「舌磨きをしても口臭が気になる」「正しい舌ケアの方法が分からない」**という方は、一度ご相談ください。

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