#015 歯石って頑張って歯磨きしたら取れるん?
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【4コマ解説】
歯石は歯磨きで取れる?
「歯石が付いているなら、頑張って歯磨きすれば取れるのでは?」と思われる方もいるかもしれません。
しかし、一度できてしまった歯石は、通常の歯磨きで取り除くことはできません。
歯石は、歯の表面に付着したプラーク(歯垢)が、唾液に含まれるカルシウムなどの影響を受けて石灰化し、硬くなったものです。
プラークの段階であれば歯ブラシやフロスなどで取り除くことができますが、歯石になると歯の表面に硬く付着するため、歯科医院で専用の器具を使って除去する必要があります。
また、歯石の表面はプラークが付着しやすく、歯ぐきの炎症や歯周病に関係する環境をつくる原因にもなります。
そのため、「歯石になってから歯磨きで取る」のではなく、プラークのうちに毎日のセルフケアで取り除くことが大切です。
歯垢(プラーク)と歯石の違いは?
歯垢(プラーク)と歯石は同じものと思われがちですが、状態が異なります。
**歯垢(プラーク)**は、歯の表面に付着する細菌を主体としたやわらかいかたまりです。まだやわらかいため、適切な歯磨きやフロスなどによって取り除くことができます。
一方、歯石は、プラークが唾液などの影響によって石灰化し、硬くなったものです。
歯石になると歯ブラシでは取り除くことが難しく、歯科医院でスケーラーなどの専用器具を使って除去します。
つまり、
歯垢(プラーク)→ 毎日のセルフケアで除去する
歯石 → 歯科医院で除去する
という違いがあります。
歯石を増やさないためには、歯石になる前のプラークの段階で、毎日の歯磨きやフロスによってできるだけ取り除くことが重要です。
歯石を自分で取っても大丈夫?
市販されている器具などを使って、「自分で歯石を取れないかな?」と考える方もいるかもしれません。
しかし、自分で歯石を削ったり、無理に取ったりすることはおすすめできません。
歯石は歯と歯の間や歯ぐきの近く、場合によっては歯ぐきの中にも付着しています。見えにくい場所を自分で器具を使って触ると、
- 歯ぐきを傷つける
- 出血する
- 歯の表面を傷つける
- 歯石を十分に取り除けない
といった可能性があります。
また、歯石を取るだけでなく、歯ぐきの炎症や歯周ポケットの状態を確認することも重要です。
そのため、すでに硬い歯石が付着している場合は、自分で無理に取ろうとせず、歯科医院で状態を確認してもらい、適切に除去してもらいましょう。
歯石をつきにくくするためには?
歯石そのものを歯磨きで取り除くことはできませんが、歯石になる前のプラーク(歯垢)をしっかり取り除くことで、歯石の付着を減らすことにつながります。
そのためには、次のようなセルフケアが大切です。
- 毎日の歯磨きを丁寧に行う
特に歯と歯ぐきの境目は、プラークが残りやすい場所です。 - フロスや歯間ブラシを活用する
歯と歯の間は歯ブラシだけでは十分に清掃しにくいため、お口の状態に合った補助清掃用具を使用します。 - 磨き残しやすい場所を知る
自分では磨けているつもりでも、毎回同じ場所にプラークが残っていることがあります。 - 定期的に歯科医院でチェックを受ける
セルフケアでは取り除けない歯石を除去するとともに、歯ぐきや歯周ポケットの状態も確認します。
歯石の付きやすさには個人差がありますが、基本となるのは**「歯石になってから取る」だけではなく、歯石になる前のプラークをできるだけ残さないこと**です。
歯石が気になる方へ
一度硬くなった歯石は、毎日の歯磨きだけで取り除くことはできません。
また、歯石は見えている部分だけでなく、歯と歯の間や歯ぐきの中など、自分では確認しにくい場所に付着していることもあります。
びわ湖大津デンタルクリニックでは、歯石を除去するだけでなく、歯ぐきの炎症や歯周ポケットの状態を確認し、お口の状態に合わせたクリーニングやセルフケア方法をご提案しています。
「歯の裏側がザラザラする」「歯石が付いている気がする」「歯磨きをすると歯ぐきから血が出る」といった症状がある方は、一度歯科医院でチェックを受けてみましょう。
特に歯石の付着を繰り返す方は、歯石を取るだけでなく、どこにプラークが残りやすいのかを知り、毎日のセルフケアを改善することが大切です。
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