#010 寝てる間に治療できるん?

歯医者が怖い人でも寝ているような状態で治療できる?静脈内鎮静法を歯科医師が解説する4コマ漫画
歯科恐怖症や治療への不安が強い方には静脈内鎮静法を使用して歯科治療を行う方法があります
静脈内鎮静法では鎮静薬を点滴から投与し眠っているようなリラックスした状態で歯科治療を受けられます
静脈内鎮静法は歯科治療への恐怖心や不安を和らげリラックスした状態で治療を受けるための方法です

【4コマ解説】

目次

歯医者が怖くても治療を受けられる?

「歯医者が怖くて、治療を受けたいのにどうしても行けない」という方は、決して珍しくありません。

過去の歯科治療で痛い経験をした、治療中の音や振動が怖い、口の中を触られることに強い不安があるなど、歯科治療に恐怖を感じる理由は人によってさまざまです。

恐怖心が非常に強い場合には、歯科恐怖症と呼ばれることもあります。

そのような方が歯科治療を受ける方法のひとつに、**静脈内鎮静法(じょうみゃくないちんせいほう)**があります。

静脈内鎮静法では、点滴から鎮静薬を投与することで、眠っているようなリラックスした状態で歯科治療を受けることができます。

「怖いけれど治療はしたい」という方にとって、歯科治療への恐怖や不安を軽減するための選択肢のひとつです。

静脈内鎮静法とは?

静脈内鎮静法とは、点滴から鎮静薬を投与し、歯科治療に対する恐怖心や緊張を和らげる方法です。

鎮静薬が効いてくると、ウトウトと眠っているようなリラックスした状態になります。治療中の出来事をはっきり覚えていないこともあり、歯科治療への恐怖心が強い方の負担を軽減することができます。

ただし、静脈内鎮静法は全身麻酔とは異なります。 基本的には自分で呼吸できる状態を保ちながら治療を行います。

また、静脈内鎮静法そのものが歯の痛みを取る局所麻酔の代わりになるわけではありません。必要な治療では、局所麻酔を併用して痛みをコントロールします。

治療中は血圧・脈拍・血中酸素飽和度などを確認しながら、患者さんの全身状態に注意して治療を進めます。

静脈内鎮静法はどんな人に向いている?

静脈内鎮静法は、特に歯科治療に対する恐怖心や不安が強い方に検討される方法です。

例えば、次のような方が対象になることがあります。

  • 歯医者が怖くて、なかなか受診できない方
  • 過去の歯科治療で怖い・痛い経験をした方
  • 治療中の音や振動が苦手な方
  • 口の中を触られると強い緊張や恐怖を感じる方
  • 嘔吐反射が強く、歯科治療が難しい方
  • インプラントや親知らずの抜歯などの外科処置に強い不安がある方

一方で、静脈内鎮静法が適しているかどうかは、持病や服用している薬、全身状態、予定している治療内容などによって異なります。

そのため、希望すれば必ず受けられるというものではなく、事前に問診や診察を行ったうえで、安全に実施できるかを判断します。

静脈内鎮静法では本当に寝ているの?

静脈内鎮静法について、「完全に眠って治療を受けるのですか?」と質問されることがあります。

静脈内鎮静法は全身麻酔とは異なり、完全に意識をなくすことを目的とした方法ではありません。

鎮静薬が効くと、ウトウトと眠っているような状態になり、緊張や恐怖心が和らぎます。呼びかけに反応できる程度の鎮静状態で治療を行うこともあります。

また、使用する薬剤には健忘作用があるため、治療中のことをほとんど覚えていない場合もあります。

そのため患者さんの感覚としては、**「気がついたら治療が終わっていた」「寝ている間に終わったように感じた」**ということがあります。

ただし、鎮静の効き方や治療中の記憶の残り方には個人差があるため、「必ず完全に眠れる」「治療中の記憶が必ずなくなる」というわけではありません。

静脈内鎮静法を受けるときの注意点

静脈内鎮静法を安全に受けるためには、治療前後にいくつか注意していただくことがあります。

  • 治療前の飲食制限を守る
    静脈内鎮静法を行う場合は、事前に食事や飲み物について指示があります。必ず歯科医院からの指示を守ってください。
  • 服用している薬や持病を事前に伝える
    普段飲んでいる薬や持病、アレルギーなどは、事前に歯科医師へ伝えることが重要です。
  • 治療後は車・バイク・自転車を運転しない
    治療が終わった後もしばらく鎮静薬の影響が残ることがあります。当日は自分で車などを運転して帰ることはできません。
  • 治療後は十分に休む
    院内で状態を確認してから帰宅しますが、当日は重要な仕事や激しい運動などを避け、ゆっくり過ごすことが大切です。

実際の飲食制限や帰宅方法などについては、使用する薬剤や患者さんの全身状態によって指示が異なる場合があります。 必ず治療を受ける歯科医院からの説明に従ってください。

歯医者が怖くて治療を受けられない方へ

歯科治療への恐怖心が強く、「治療しないといけないのは分かっているけれど、怖くて歯医者に行けない」という方もいらっしゃいます。

そのような場合、無理に我慢して治療を受けるだけでなく、静脈内鎮静法を利用して恐怖や不安を軽減しながら治療を受ける方法があります。

びわ湖大津デンタルクリニックでは、歯科治療への恐怖心が強い方にもできるだけ安心して治療を受けていただけるよう、静脈内鎮静法に対応しています。

「歯医者が怖くて何年も治療を受けられていない」「治療中にパニックになりそうで怖い」「できれば眠っているような状態で治療を受けたい」という方は、一度ご相談ください。

静脈内鎮静法について詳しくはこちら

静脈内鎮静法を使用した実際の治療症例

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