#035 電動歯ブラシって、普通の歯ブラシよりええの?

電動歯ブラシは普通の歯ブラシより効果がある?違いや選び方を歯科医師が解説する4コマ漫画
電動歯ブラシと手磨き歯ブラシの違いはブラシの動きや歯垢除去の効率などにあります
電動歯ブラシは歯や歯ぐきに強く押し付けず適切な位置に当てながら少しずつ移動させて使用します
電動歯ブラシも正しい使い方と毎日の歯磨きを続けることが虫歯や歯周病予防には大切です

【4コマ解説】

目次

電動歯ブラシは普通の歯ブラシより効果があるの?

電動歯ブラシは、ブラシ部分が高速で振動したり回転したりすることで、手磨きより少ない動作で効率よくプラーク(歯垢)を取り除きやすいという特徴があります。

そのため、手磨きが苦手な方や、細かいブラッシング動作が難しい方にとっては使いやすい場合があります。

ただし、電動歯ブラシを使えば必ず手磨きよりきれいになるというわけではありません。

電動歯ブラシでも、ブラシが歯の表面や歯ぐきとの境目にきちんと当たっていなければ、磨き残しはできます。

一方で、普通の歯ブラシでも正しい磨き方ができていれば、しっかりプラークを落とすことは可能です。

つまり大切なのは、電動か手磨きかだけではなく、自分に合った歯ブラシを正しい方法で毎日使うことです。

電動歯ブラシと手磨きは何が違うの?

電動歯ブラシと普通の歯ブラシの大きな違いは、ブラシを動かす方法です。

普通の歯ブラシは、自分の手で細かく動かして歯の表面のプラーク(歯垢)を落とします。

一方、電動歯ブラシはブラシ部分が自動で振動したり回転したりするため、自分で細かく動かす負担を減らしながら磨くことができます。

そのため、

  • 手を細かく動かすのが苦手
  • 磨く力が強くなりやすい
  • 毎回同じ動きで安定して磨きたい

といった方には使いやすい場合があります。

ただし、電動歯ブラシでも、ブラシを当てる場所がずれていたり、短時間で終わらせてしまったりすると磨き残しはできます。

反対に、手磨きでも歯の形や歯並びに合わせて丁寧に磨けていれば、十分にプラークを落とすことは可能です。

つまり、「電動だから優れている」「手磨きだから劣っている」と単純に決めるものではなく、正しい使い方ができるかどうかが重要です。

電動歯ブラシはどうやって使えばいい?

電動歯ブラシは、普通の歯ブラシのように大きくゴシゴシ動かす必要はありません。

基本は、ブラシを歯の表面に軽く当てて、歯1本ずつゆっくり位置をずらしながら磨いていくことです。

強く押し当てすぎると、歯ぐきに負担がかかったり、ブラシの動きが十分に活かせなかったりすることがあります。

磨くときは、

  • 歯の表面
  • 歯と歯ぐきの境目
  • 奥歯の噛み合わせ部分
  • 奥歯の一番後ろ側

など、磨き残しやすい場所を意識しましょう。

また、電動歯ブラシは機種によって、振動方式や推奨される当て方が異なります。

そのため、使用している機種の説明書に沿った使い方をすることも大切です。

「電動だから適当に当てれば大丈夫」ではなく、どこにブラシを当てるかを意識して、丁寧に磨くことがポイントです。

電動歯ブラシは強く当てない方がいい?

電動歯ブラシは、強く押し当てればその分きれいに磨けるというものではありません。

必要以上に強い力で当てると、歯ぐきに負担がかかったり、歯の表面を傷つけやすくなったりすることがあります。

また、機種によっては強く押し当てることでブラシの動きが弱くなり、かえって本来の清掃効果を十分に発揮できない場合もあります。

そのため、基本は歯の表面に軽く当てる程度の力で、ゆっくり位置をずらしながら使うことが大切です。

最近の電動歯ブラシには、押し付ける力が強すぎるとランプや振動で知らせてくれる「圧力センサー」が搭載されている機種もあります。

こうした機能を活用すると、力の入れすぎを防ぎやすくなります。

大切なのは、ゴシゴシ磨くことではなく、適切な力でブラシを必要な場所にきちんと当てることです。

電動歯ブラシでもフロスは必要?

電動歯ブラシを使っていても、歯と歯の間の汚れまで十分に落とせるとは限りません。

電動歯ブラシは歯の表面を効率よく磨くのに役立ちますが、歯と歯の間はブラシの毛先が届きにくい場所です。

そのため、電動歯ブラシを使っている方でも、デンタルフロスや歯間ブラシを併用することが大切です。

特に、

  • 歯と歯の間が狭い部分 → デンタルフロス
  • 歯と歯の間にすき間がある部分 → 歯間ブラシ

というように、お口の状態に合わせて使い分けます。

つまり、電動歯ブラシだけでセルフケアが完結するわけではありません。

歯ブラシで歯の表面を磨き、フロスや歯間ブラシで歯と歯の間を清掃することで、より磨き残しを減らしやすくなります。

電動歯ブラシを使ってみたい方へ

電動歯ブラシは、ブラシの振動や回転を利用して、効率よくプラーク(歯垢)を除去しやすい便利な道具です。

ただし、電動歯ブラシを使えば自動的にきれいに磨けるというわけではありません。

ブラシを当てる位置や力加減、磨く時間などが適切でなければ、電動歯ブラシでも磨き残しはできます。

また、歯並びや歯ぐきの状態によっては、電動歯ブラシだけではなく、デンタルフロスや歯間ブラシを組み合わせることも大切です。

びわ湖大津デンタルクリニックでは、お口の状態や磨き残しを確認しながら、その方に合った歯ブラシの選び方や磨き方をご案内しています。

「電動歯ブラシに替えた方がいい?」「今の使い方で合っている?」と気になる方は、一度ご相談ください。

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