#043 虫歯だらけ… 全部抜かなあかんの?
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【4コマ解説】
虫歯だらけでも、全部の歯を抜くとは限りません
「虫歯が何本もある」
「歯が欠けているところもある」
「こんな状態やったら、全部抜かれるんちゃうかな……」
虫歯を長い間そのままにしてしまった方の中には、このような不安を持っている方も少なくありません。
しかし、虫歯がたくさんあるからといって、すべての歯を抜歯するわけではありません。
歯の状態は一本ずつ異なります。
まずはお口の中を診察し、必要に応じてレントゲン撮影などを行いながら、
「残せる歯なのか」
「治療すれば残せる可能性があるのか」
「残すことが難しいのか」
を一本ずつ判断していきます。
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虫歯がひどくても残せる歯はあります
見た目では大きく欠けていたり、黒くなっていたりしても、必ず抜歯になるとは限りません。
虫歯の深さや歯の根の状態によっては、
- 虫歯を削って詰め物をする
- 被せ物で修復する
- 神経の治療を行う
- 歯の根の治療を行う
- 土台を立てて被せ物をする
などの方法によって、歯を残せる場合があります。
「見た目がかなり悪いから、もう抜くしかない」
とご自身で判断する必要はありません。
残せるかどうかは、見た目だけでは判断できないことがあります。

逆に、抜歯を検討する歯もあります
一方で、どのような歯でも必ず残せるわけではありません。
たとえば、
- 虫歯が歯ぐきよりかなり深いところまで進んでいる
- 歯の根まで大きく崩れている
- 歯の根が割れている
- 重度の歯周病で歯を支える骨が大きく失われている
- 繰り返し炎症や腫れを起こしている
- 治療しても長期的な保存が難しい
といった場合には、抜歯を検討することがあります。
大切なのは、
「虫歯が多いから全部抜く」のではなく、一本一本の歯を診断して判断すること
です。
残せる歯まで一緒に抜いてしまうわけではありません。
「残せる歯」と「残した方がよい歯」は同じとは限りません
歯科治療では、単に「物理的に残せるか」だけでなく、
その歯を残すことがお口全体にとって本当に良いのか
という視点も重要です。
たとえば、何度も腫れを繰り返していたり、周囲の歯や骨に悪影響を及ぼしていたりする場合には、無理に残すことがかえってデメリットになることもあります。
そのため、
- 歯そのものの状態
- 歯を支える骨の状態
- 周囲の歯とのバランス
- 噛み合わせ
- 今後の治療計画
などを総合的に見ながら判断します。
「とにかく全部残す」ことが目標ではなく、できるだけ長く安定して噛めるお口を作ることが大切です。
虫歯がたくさんある場合は、治療の順番を決めます
虫歯が何本もある場合、
「どこから治療するんやろ?」
「一気に全部治療されるんかな?」
と不安になるかもしれません。
通常は、お口全体の状態を確認して治療の優先順位を決めます。
たとえば、
痛みや腫れがある歯
↓
早く治療しないと残せなくなる可能性がある歯
↓
虫歯や歯周病の治療
↓
噛み合わせの回復
↓
見た目の改善
というように進めていきます。
治療する歯が多い場合でも、状態を整理すると、
「まず何から治療すればいいのか」
が見えてきます。
また、歯科治療や抜歯への恐怖心が強く、治療を受けること自体が難しい方には、適応を確認したうえで静脈内鎮静法を使用した治療にも対応しています。

虫歯だらけでも治療方法は一つではありません
歯を何本か失っている場合や、残すことが難しい歯がある場合でも、その後の治療方法には複数の選択肢があります。
状態に応じて、
- 入れ歯
- ブリッジ
- インプラント
などを検討することがあります。
どの方法が適しているかは、残っている歯の状態や噛み合わせ、治療期間、費用、ご希望などによって異なります。
最初から「全部インプラントにしなければならない」「全部入れ歯になる」と決まっているわけではありません。
残せる歯を活かしながら、お口全体として治療計画を考えていきます。
虫歯を放置すると、残せた歯が残せなくなることがあります
虫歯は自然に治ることはありません。
そのまま放置すると、少しずつ深く進行していきます。
初期の虫歯であれば比較的小さな治療で済む場合でも、進行すると神経の治療が必要になったり、さらに悪化すると歯を残せなくなったりすることがあります。
「もう虫歯だらけやから、今さら行っても一緒」
と思わず、できるだけ早く診てもらうことが大切です。
今残せる歯を、これ以上失わないこと
も治療の大きな目的です。

「全部抜かれるのが怖い」という方へ
虫歯がたくさんあると、
「歯医者に行ったら全部抜かれるんちゃうか」
という不安から、さらに受診を先延ばしにしてしまうことがあります。
しかし、実際にはまず検査を行い、一本ずつ状態を確認します。
そして、
残せる歯はできるだけ残し、必要な歯だけ適切に治療する
という考え方で治療計画を立てていきます。
虫歯が何本あるかだけで、治療内容が決まるわけではありません。
虫歯だらけでも、まずは現在の状態を確認しましょう
「虫歯が多すぎて恥ずかしい」
「全部抜かれるのが怖い」
「どこから治療したらいいのか分からない」
そんな状態でも大丈夫です。
最初に必要なのは、
お口の中が今どうなっているのかを正確に知ること
です。
診察や検査を行ったうえで、
残せる歯
治療が必要な歯
抜歯を検討する歯
を整理していきます。
虫歯だらけに見えても、治療によって残せる歯があるかもしれません。
「もう手遅れや」とご自身で決めつけず、まずは歯科医院へ相談してください。






