知っていました?口腔ケアシート

口腔ケアでは、お口の汚れをかき出すために、歯ブラシや歯間ブラシ、さらに粘膜部分にはスポンジブラシなどを使います。そして、かき出した汚れはしっかりと「回収」しなくてはいけません。

汚れの回収と言われてもピンと来ないかもしれません。皆さんの歯みがきで言うなら、「汚れの回収」はブクブクうがいで汚れを吐き出すことです。

しかし、うがいができない方もいらっしゃいます。そのようなときは、かき出した汚れを「口腔ケアシート」で拭き取ることで「回収」するのです。

目次

口腔ケアシートとは?

口腔ケアシートとは、お口の汚れを優しく拭き取る「口腔ケア用のウエットティッシュ」です。

やわらかいメッシュシートに、ヒアルロン酸などの保湿成分が配合されています。口腔乾燥を助長するアルコールは含まれていない、ノンアルコールタイプをおすすめします。

むせやすい、または寝たきりなどでうがいのできない方の口腔ケアでは、この口腔ケアシートを使って、お口のなかの汚れを拭き取ってあげましょう。

口腔ケアシートの「巻き方」

口腔ケアシート自体は薄いメッシュシートですが、ゆるく指に巻き付けた状態でお口に入ってくると、結構な圧迫感を感じてしまいます。

そこで大切なのが、指への巻き方です。

しっかりとゆるみなく指に巻き付けることで、お口に入れたときの圧迫感が少なくなります。加えて効率的にシートを使えると、1枚でお口の汚れをしっかりと回収できるようになります。

口腔ケアシートの上部を人差し指に添えて2つ折りにします。この状態で指に巻きつけます。巻き終わりの部分は、親指で押さえておきましょう。

こうしてしっかりと巻き付けておくと、お口のなかに入れられても圧迫感を感じにくいです。

口腔ケアシートでの拭き取り方

口腔ケアシートを正しく巻き付けたら、お口の汚れを拭き取っていきます。

次のように、それぞれの場所の汚れを拭き取ります。

上顎とほほの間(奥から手前に向かって)

下顎とほほの間(奥から手前に向かって)

頬の粘膜(上から下に向かって)

口蓋(奥から手前に向かって)

舌と下の歯列の間(奥から手前に向かって)

舌(力を入れすぎないように注意しながら、奥から手前に向かって)

指に巻き付けたシートがすべて広がったときは、使用済みの面が内側になるように逆に2つ折りにして、未使用面が表側になるようにします。この状態で、最初と同じように指に巻き付けましょう。巻き終わりの部分は、親指や中指で押さえます。こうして拭き取り再開です。

このように口腔ケアシートを使用することで、お口の汚れを「回収」することができます。しかし、同時にお口のなかの唾液も拭き取られてしまうので、最後に保湿剤を塗ってあげましょう。これで終了です。

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