#011 虫歯って、削らんでも治ることあるん?
.webp)
.webp)
.webp)
.webp)
【4コマ解説】
虫歯は削らなくても治ることがある?
「虫歯が見つかったら、必ず歯を削らないといけない」と思っている方も多いかもしれません。
実は、虫歯の進行度によっては、すぐに歯を削らずに経過をみることができる場合があります。
特に、歯の表面からミネラルが溶け始めたごく初期の虫歯では、まだ大きな穴が開いていないことがあります。この段階では、フッ素の活用や適切な歯磨き、食生活の改善などによって再石灰化を促し、虫歯の進行を抑えられる可能性があります。
一方で、すでに歯に穴が開いているなど虫歯が進行している場合は、失われた歯の形が自然に元通りになるわけではありません。
そのため大切なのは、「虫歯だから削る・削らない」と一律に考えるのではなく、虫歯の進行度を確認して適切に判断することです。
初期虫歯の再石灰化とは?
歯の表面では、食事をするたびにミネラルが溶け出す**「脱灰」と、唾液などの働きによってミネラルが戻る「再石灰化」**が繰り返されています。
虫歯のごく初期では、まだ歯に明らかな穴が開いておらず、歯の表面からカルシウムやリンなどのミネラルが失われ始めている段階があります。
この段階であれば、唾液の働きやフッ素の活用によって再石灰化を促し、虫歯の進行を抑えられる場合があります。
そのため、初期虫歯ではすぐに削るのではなく、
- フッ素入り歯磨き剤を適切に使用する
- 磨き残しを減らす
- 間食や糖分を摂る回数を見直す
- 定期的に歯科医院で状態を確認する
などを行いながら経過観察することがあります。
ただし、再石灰化によって対応できるのは、基本的に穴が開く前の初期段階です。 自分で虫歯の進行度を判断することは難しいため、歯科医院で状態を確認することが重要です。
削らないで経過観察できる虫歯とは?
すべての虫歯を、すぐに削って治療する必要があるわけではありません。
例えば、歯の表面が白く濁って見える**初期虫歯(初期う蝕)**など、まだ明らかな穴が開いていない段階では、歯を削らずに経過観察できる場合があります。
このような場合は、フッ素の活用や歯磨き方法の改善、食生活の見直しなどを行いながら、虫歯が進行していないか定期的に確認していきます。
ただし、経過観察=何もしなくても大丈夫という意味ではありません。
定期的なチェックを受けずに放置すると、知らないうちに虫歯が進行してしまう可能性があります。
また、虫歯の場所や進行度、清掃状態、虫歯になりやすさなどによって治療の判断は異なります。
そのため、**「できるだけ削らずに歯を残すためにも、虫歯を早い段階で発見すること」**が重要です。
どんな虫歯なら削る治療が必要?
虫歯が進行して歯の表面に明らかな穴ができている場合などは、再石灰化だけで元の状態に戻すことは難しく、虫歯になった部分を取り除く治療が必要になることがあります。
虫歯が象牙質まで進行すると、冷たいものや甘いものがしみるなどの症状が出ることがあります。さらに深く進行して歯の神経(歯髄)にまで達すると、強い痛みが出たり、神経の治療が必要になったりする場合もあります。
虫歯は進行するほど、削る範囲や治療内容が大きくなる傾向があります。
そのため、できるだけ歯を削る量を少なくするためにも、虫歯を早期に発見することが重要です。
「痛くないからまだ大丈夫」と自己判断せず、虫歯が疑われる場合は歯科医院で進行度を確認してもらいましょう。
できるだけ歯を削りたくない方へ
一度削った歯は、元の天然の歯に戻すことはできません。そのため、できるだけ自分の歯を長く残すためには、必要以上に歯を削らないことが大切です。
ごく初期の虫歯であれば、すぐに削るのではなく、フッ素の活用や歯磨き・食生活の改善を行いながら経過を確認できる場合があります。
一方で、すでに進行している虫歯を「削りたくないから」と放置すると、かえって虫歯が大きくなり、結果として削る範囲が増えてしまうこともあります。
びわ湖大津デンタルクリニックでは、虫歯の進行度を確認したうえで、経過観察できる虫歯なのか、治療が必要な虫歯なのかを判断し、できるだけ歯を残すことを考えた治療をご提案しています。
「虫歯と言われたけれど、本当に削る必要があるの?」「できるだけ自分の歯を残したい」という方は、一度ご相談ください。





