口腔ケア!?感染予防!?2つのうがい

新型コロナウイルスの感染予防に注力する日々が続きますが、もともと冬はインフルエンザなどの感染症の季節。予防のための「うがい」が注目される季節でもあります。口腔ケアのうがい、感染予防のうがい、2つのうがいについて説明しましょう。

目次

うがいは2種類ある?

うがいというと、上を向いてガラガラするものをイメージされるかもしれません。いわゆるガラガラうがいというもので、のどの汚れを洗い流して吐き出すものです。外出先から帰宅したときなど、感染症予防のために行うのが、このガラガラうがいです。
一方で、口のなかの汚れを洗い流して吐き出すうがいがあります。これをブクブクうがいといいます。口の水をためて、ほほを膨らませるようにしてブクブクするうがいです。歯みがきなどの口腔ケアの前後に行ううがいは、こちらのうがいです。

うがいができる?

高齢の方にとって、うがいは一歩間違えると誤嚥につながってしまう動作です。
そのため「うがいができるかどうか」をしっかりと確認しておく必要があります。安全にうがいをするためには、次のポイントがクリアできていなくてはなりません。

・意識がはっきりしている
・口をしっかりと閉じられる
・舌やほほを動かすことができる
・水を吐き出すことができる

安全にうがいをする

うがいができることを確認できたら、誤嚥しないように安全にうがいを行います。うがいをするときに注意するポイントは3つあります。高齢の方のうがいでは注意してあげてください。
1つ目は姿勢です。上体をまっすぐにするか、または少し前傾姿勢になります。上体が後ろに倒れていると、誤嚥しやすくなります。
2つ目が口に含む水の量です。水を多く含み過ぎると誤嚥のリスクが高まります。かといって少なすぎてもうがいをしにくくなりますから、適量を見極めてください。もちろん、冷た過ぎたり熱過ぎたりするのもいけません。
3つ目がうがいのペースです。ご本人のペースに合わせてあげましょう。うがいの最中に急かしたり話しかけたりするのは禁物です。

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