レーザー治療で歯を残す!

本日は、『歯根嚢胞除去+歯根端切除』を行いましたので、ご紹介します。
簡単に言えば、歯の根の先に出来た膿袋を取り出す手術です。

デンタル
右上1,右上2の根尖に透過像が見えます。
保険の補綴物(かぶせ物)を外して、根幹治療をするのも1つの手ですが、今回は補綴物を外さずに外科治療を選択しました。

術前です。
見た目は全く普通ですが、患者様が「押すと違和感がある。」とのことですので、『歯根嚢胞除去+歯根端切除』を行いました。

まずは歯茎を切開。その後、剥離子で術野を明示させます。
大きな穴を発見!
この中膿袋が入っていたのですが、手術に集中していたので写真を撮り忘れました(;^ω^)

こちらが取り出した膿袋
大きさはパチンコ玉よりひと回り大きいぐらいです。
こんな大きな袋は根幹治療では治りにくいでしょうねぇ、、、

歯根端切除
5倍速コントラで根尖をカットです。
さらに、骨を徹底的に掻爬して嚢胞の取り残しが無いようにします。

最後に、今回はレーザー治療を行いました。
根の切断面にレーザーを照射して菌を殺します!←簡単に書きすぎ(笑)
最後に傷口を縫い合わせて終了。
治療の予後は、今日手術したばかりなので分かりません。後日覚えていれば報告ブログをアップします。お楽しみに♪

こちらが今回購入した炭酸ガスレーザー機器
オペレーザーPROプラス
様々な症例に対応できるので、今後は積極的に使っていきます。
もしかしたら、あなたの治療にもレーザーが適応かもしれませんよ。