本日の親知らず(左下8)
主 訴:親知らずに食渣が詰まる
部 位:左下8
診断:智歯周囲炎
治 療:抜歯
難易度:★★★☆☆
本日も親知らずの抜歯をご紹介します。
かつて、7番目の歯と8番目の歯(親知らず)の間に食渣が挟まって磨くことができなかったために、7番目の歯が虫歯になってしまったようです。それを、数年前にインレー(銀色の詰め物)で修復した患者様です。
しかし、このインレーが歯に適合していません。おそらく、治療した時から全く合っていなかったと思われます。
そこで、今回は虫歯治療に邪魔な親知らずを抜いてから、きっちり治療することにしました。
いわゆる、他院修正ってやつです。
事前にパノラマ写真とデンタルで確認すると、インレー(詰め物)が全くあっていないことが一目瞭然です。
こんな精度の悪い治療になってしまった原因はいくつか考えられます。
①保険治療を希望したのでそこそこの治療になった。
②親知らずを抜かずに治療した。
親知らずの抜歯になれている僕なら、まずは親知らずを抜歯してから治療に臨みますが、親知らずの抜歯に慣れていない先生や、そもそも親知らずを抜歯する技術の無い先生なら、抜かずに治療しちゃうので、このような中途半端なことになってしまいます。
親知らずの抜歯の必要性を説明させていただいても、「どうしても親知らずを抜かないとだめですか?」と聞かれましたが、親知らずを抜歯しないときっちりとした治療ができないことを説明して名得していただきました。どうやら、右下の親知らずを抜いたときにあまりにも時間がかかりすぎて意識を失ってしまったどうです。そりゃ~、左の親知らずを抜くのを躊躇してしまいますよね。技術が無い先生にあたると親知らずの抜歯に躊躇してしまうのも無理はないです。
親知らずの抜歯はお任せください。
事前にCTも撮って安心安全に抜歯を進めます。
まだまだCTの無いクリニックもあるようですが、当院には最新鋭のCT機器を備えていますので、他院に撮影だけに行く必要はありません。すべて当院で完結いたします。
一切滞ることもなく無事に抜歯ができました。
水平埋伏智歯でしたので、分割して取り出すお決まりのパターンです。
手術時間は約20分です。
前回との差に驚かれていましたが、慣れているのでこんなもんです。
分割しているので、歯冠が無くなってしまいました。
抜歯後は、テルプラグ(有料)を抜歯窩に入れて縫合します。縫合は4糸。
これで、もう親知らずに悩まされることはありません。
後日消毒、一週間後に抜糸です。
後日、インレー(詰め物)はやり替えの予定です。
お疲れさまでした。
コメント
横向きに生えている親知らずは早急に抜歯することをおすすめいたします。
「親知らずを抜くのが怖い」と躊躇している場合では無いですよ。躊躇している間に1つ前の歯も虫歯になってしまって、場合によっては親知らずとその1つ前の歯を同時に2本を抜かなければならなくなることがあります。そのようなことになったら人生後悔しますよ。
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